01 / FEATURES

IHの特徴と利点

Why induction heating?

電磁誘導を用いたIH加熱は、ガス・電熱と比較してエネルギー効率・操作性・制御性に優れ、現代の製造現場で幅広く採用されています。当社が考えるIH加熱の主な特徴を3つの観点から整理しました。

FEATURE 01

直接加熱

  • 加熱効率が高い(熱効率 80〜90%)
  • 高温の加熱が可能(容器・治具など 600℃前後)
  • 周辺機器が高温にならない(火傷の心配なし)
  • 化学反応を引き起こさない
  • 真空中でも加熱が出来る
  • ガス雰囲気中で加熱が出来る
FEATURE 02

制御性が良い

  • 操作性が良い
  • 自動化が容易
  • 設備の小型化
FEATURE 03

エネルギー密度の調整が可能

  • 急速(高速)加熱ができる
  • 局部加熱ができる
  • 加熱分散が可能
上記の特徴から、加熱速度を上げることができます。
02 / PRINCIPLE

IH加熱の原理

How IH heating works
IH加熱の原理図

加熱コイルに電流を流すと磁力線が発生します。

その上部にワーク(磁性体)を置くと、ワークに渦電流が流れ、ワーク自体が発熱します。

高周波IH加熱は、20kHz〜50kHz の電源装置である加熱用インバーターと、ワークコイルで構成されます。

03 / COILS

IH加熱コイルの例

Types of IH coils

IH加熱コイルには、加熱対象物の形状や用途に応じて、次のような種類があります。

TYPE 01 丸型コイル
ROUND COIL

丸型コイル

応用例:平板加熱

TYPE 02 円錐形コイル
CONICAL COIL

円錐形コイル

応用例:るつぼ形状容器加熱 / 球体容器加熱 / 中華鍋形加熱

TYPE 03 角型コイル
SQUARE COIL

角型コイル

応用例:平板加熱

TYPE 04 R型コイル
R-TYPE COIL

R型コイル

応用例:回転ドラムの加熱 / R型容器の加熱

TYPE 05 ラセン形コイル
SPIRAL COIL

ラセン形コイル

応用例:パイプ加熱

上記のコイルを組み合わせることも可能です。
COMBO 01 丸型コイル組み合わせ
DISTRIBUTED ROUND

丸型コイル組み合わせ

応用例:分散加熱 / 容器複数加熱

COMBO 02 丸型・角形の組み合わせ
ROUND + SQUARE

丸型・角形の組み合わせ

応用例:大面積・複合形状の加熱

04 / INVERTER

IHインバーターの種類

IH inverter line-up

IHインバーターは、被加熱物に電磁誘導をかけるために最適な周波数 25kHz〜50kHz の電源を作り出す装置です。

当社では市販されているIHインバーターを使用し、お客様のご要望により加熱に必要な熱量を計算してIHインバーターを選定します。

対応できない場合は、ご相談により専用のIHインバーターの製作も出来ます。

POWER COMBINATION 7kW × 3台 = 21kW のように、数台をつなげることで様々な出力調整が可能です。
インバーター種類 消費電力 (kW) 電圧 (V) 周波数 (Hz) 相数 容量 (kVA) 寸法 D×W×H (mm)
2.5kW2.5AC 180〜24250/60単相3.3290×250×95.8
3kW3AC 180〜24250/60三相3.4360×340×140
5kW5AC 180〜24250/60三相5.6360×340×140
7kW7AC 180〜24250/60三相8365×350×175
10kW10AC 180〜24250/60三相11465×350×205
15kW15AC 180〜24250/60三相17565×350×205
20kW20AC 180〜24250/60三相35610×306×376
インバーター寸法図
FIG. インバーター寸法図

熱量計算のメモ

  • 水 1L を 1℃ 上昇させるために必要な熱量は 1kcal
  • 鉄 1kg を 1℃ 上昇させるために必要な熱量は 0.1kcal
  • 1kWh の熱源では、860L の水を 1時間で 1℃ 上昇 させることができます。
  • 実際の計算では熱損失があるため、熱損失分を考慮した熱源選定が必要です。
05 / APPLICATION

IH加熱の応用例

Applications

IH加熱の用途には、参考例として次のようなものがあります。当社では、化成品・食品・研究機関など幅広い業界に納入実績があります。

平板・曲げ板の加熱

平板・曲げ板の加熱

化成品関係(金型・材料・溶剤加熱)/ 各種研究室 / 製造関係(自動化ライン)/ 食品関係(電磁テーブル・グリドル)

TEMP0〜300℃ 程度
タンク・槽の加熱

タンク・槽の加熱

化成品関係(反応容器加熱)/ 各種研究室 / 製造関係(加熱水槽)/ 食品関係(ゆで麺機・フライヤー)

TEMP0〜300℃ 程度
パイプの加熱

パイプの加熱

筒状金型加熱 / パイプ加熱 / 流動液体加熱 / 過熱蒸気発生 / 空気加熱

TEMP500℃ 程度
回転体の加熱

回転体の加熱

加熱乾燥 / 食材の炒め工程 / 溶剤の加熱撹拌処理

TEMP300℃ 程度(条件により 500℃ まで可能)
コンベア加熱

コンベア

コイルを配置することにより、工場の製造ラインなどのコンベアに応用可能。移動するワークを停止させ加熱終了後移動させることで、連続加熱処理を実現します。

TEMP500℃ 程度
06 / DOWNLOAD

資料のダウンロード

Documents

このページには当社の提案書や図面等のデータを置いています。ご検討の際にご活用ください。

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